採用市場が年々競争の激しさを増す中で、企業が求職者の目に留まり、選ばれるためには、単に待遇や条件の提示だけでは不十分です。特に、若年層の求職者の間で、企業の口コミサイトの活用が大幅に増えています。「企業がどのような環境であるか」「どのような社風か」「働きがいや成長機会があるか」といったリアルな声を、現職社員や退職者の口コミから確認することができるためです。現在、採用活動において口コミが果たす影響は無視できないものとなり、口コミ内容が求職者の志望度に悪影響を与える可能性は実に80%以上に上ります。
本記事では、口コミサイトにおける企業の評判がなぜ重要なのか、そしてその評判が志望度に与える影響と、対策に取り組むことの具体的なメリットと方法について解説します。最後に、現職社員の口コミを効果的に活用して企業ブランディングを高めるためのツール「VOiCE」についてもご紹介します。
口コミサイト「VOiCE」活用セミナー
こちらのセミナーでは、新卒採用における口コミサイトの影響力や重要性を踏まえたうえで
・新卒採用の市場動向とトレンド
・口コミサイト「VOiCE」の活用法
・期待できる成果/事例
などを詳しく解説いたします。
求職者がチェックする「転職口コミサイト」の役割とは?
求職者は求人情報だけでなく、その企業が持つ実際の評判や雰囲気を重視し、会社の評価やリアルな声を確認するために、口コミサイトを頻繁に活用しています。これは特に、若い世代の求職者に顕著な傾向です。なぜなら、企業の公式な採用ページや求人広告には、ポジティブな情報が強調されていることが多く、実際の働き方や社内の文化について深く知ることが難しいからです。
口コミサイトを利用することで、求職者は次のような情報を手に入れられます。
- 職場環境の良し悪し:働きやすさ、社内の雰囲気、コミュニケーションのあり方
- 待遇や昇進制度:給与、ボーナス、福利厚生、昇進のチャンスや評価制度の信頼性
- 経営方針や理念への共感度:会社が持つ理念や方針が社員に浸透しているか、求職者自身が共感できるか
- 実際の成長機会:スキルアップのための支援体制や、新たな挑戦に対するサポートの充実度
これらの情報が集約された口コミサイトは、求職者にとって企業理解を深める非常に便利なツールであり、企業を選ぶ際の参考として欠かせない存在です。しかし、このような求職者にとって有益な情報が満載の口コミサイトは、企業側にとって「リスクの多い領域」でもあります。なぜなら、ネガティブな口コミが掲載されることで、せっかくの求職者の志望度が大幅に低下し、採用活動に深刻な影響を及ぼす可能性があるからです。
求職者の志望度に悪影響を及ぼす口コミの具体例
口コミサイトに掲載されるネガティブな情報には、多くの求職者の志望度を下げる要素が含まれています。実際、企業にとっては以下のようなネガティブな口コミが特に求職者の志望度に悪影響を与えると言われています。
- 「残業が多く、プライベートの時間が取れない」
このような情報は、ワークライフバランスを重視する求職者にとって大きな不安材料となります。 - 「上司の指導が厳しく、自由に意見を言えない」
企業文化や社内の雰囲気が閉鎖的であると感じさせる口コミは、特に自主性を求める求職者にとって避けられる要因になります。 - 「昇進が不透明で評価が厳しい」
キャリアアップを重視する求職者にとって、評価制度や昇進機会に対する不満は志望度を大きく低下させる要因です。 - 「業務量が多くて精神的に疲れる」
求職者は職場での充実感やモチベーションを重視するため、業務が過重であるとする口コミは志望を躊躇させます。
転職口コミサイトでの評価が企業ブランディングや採用力に与える影響
求職者の目に触れる口コミサイトでの評価は、企業の採用力やブランドイメージに大きな影響を及ぼします。具体的には以下のような点で、企業にとって口コミ対策は重要です。
企業ブランディングへの影響
口コミサイトでの評価は、求職者に限らず、顧客やビジネスパートナーからの信頼にも影響します。もしネガティブな口コミが放置されたままだと、「その企業は働きやすい場所ではない」との印象が広まり、顧客やパートナーにも悪影響を及ぼしかねません。
応募者数や採用コストの増加
口コミの影響により企業の評判が低下すると、当然ながら応募者数が減少し、採用活動にかかるコストが上昇することが予測されます。悪評をそのままにしておくと、求人広告やリクルーターの費用が増えるばかりでなく、採用にかかる時間も長期化する可能性があります。
現職社員のモチベーションや離職率に影響
ネガティブな口コミが世間に公開されると、現職の社員も自社に対して不信感を抱き、モチベーションの低下や離職につながることがあります。社内での不満が口コミサイトを通じて外部に漏れることで、社内環境の改善が進まない限り、口コミが追い討ちをかける形で社内環境の悪化を招く可能性もあります。
求職者の志望度を高めるための転職口コミサイト対策
求職者にとって魅力的な企業であり続けるためには、以下のような口コミ対策が重要です。
現職社員の声を積極的に反映する
企業側が発信する情報だけでなく、実際に働く社員の声を反映することで、口コミサイト上でポジティブなイメージを醸成することができます。現職社員の声を活かして「会社の魅力や成長機会」「職場の和やかな雰囲気」などを発信することは、求職者にとっても信頼感を高める材料となります。
定期的なエンゲージメント調査
社員のエンゲージメント(仕事へのコミットメント)を定期的に調査することで、潜在的な問題を早期に把握し、改善する取り組みを行うことができます。エンゲージメント調査を通じて改善点を明らかにし、環境改善に努める姿勢を社内外に示すことが、結果的に口コミ内容の改善にもつながります。
採用ページやSNSでの積極的な情報発信
自社の採用ページやSNSを活用して、社内のポジティブな出来事や福利厚生制度の充実度、社員の成長支援の内容などを定期的に発信することも効果的です。公式な発信に加え、SNS上での社員の意見や活動が求職者の目に触れるよう工夫することで、会社全体のイメージアップに貢献します。
透明性のある情報公開と誠実な姿勢
ネガティブな口コミを消そうとするよりも、改善に向けた姿勢や取り組みを公開する方が、誠実な企業姿勢として評価されやすいです。たとえば、「社内の働き方改革を進めている」「福利厚生の拡充に力を入れている」などの具体的な取り組みを示し、求職者が安心して選べる企業であることをアピールしましょう。
現職社員の声を発信する「VOiCE」で口コミサイト対策を強化
口コミサイト対策を強化するためには、現職社員のリアルな声を活用することが不可欠です。「VOiCE」は、社員による信頼性の高い口コミを通じて、求職者に企業の魅力や働きがいを効果的に伝えるためのサービスです。企業ブランディングにおいて「どのような企業であるか」を明確に伝えることができるため、求職者の志望度を高める効果が期待できます。
VOiCEの特徴
自社の強み・自社らしさを導き出す「VOiCEサーベイ」
VOiCEのサーベイは「らしさ診断」というもので、現役社員が想う会社の魅力を再発見できる設問設計になっています。
自社の足りない部分もきちんと「前向きに」伝えます
「会社をもっと良くするために気になる点は?」など、足りない部分についてもネガティブではなくポジティブに伝えられます。
第三者機関として、貴社現役社員の口コミを公開します
会社HPで発信する内容ではなく、現役社員のリアルな口コミサイトVOiCEからの情報になるため、信頼度が高い情報発信になります。
検索結果画面上位表示率98%
VOiCEは「会社名×口コミ」「会社名×評判」で検索した時の上位表示率98%とSEO対策は万全。しっかり見てもらえる仕組みになっています。
実際に、VOiCEを活用することで、「応募数が増えた」「面接辞退率が減った」「ミスマッチが0になった」など、採用効率が上がった事例が増えています。
現職社員の口コミに基づくリアルな情報は、単にポジティブな印象を与えるだけでなく、求職者に「この企業で働きたい」と感じさせる重要な要素となります。口コミ対策を含む採用活動の強化やブランドイメージの向上に、VOiCEをぜひご活用ください。
効果の最大化を図れる採用オウンドメディアサービス
アクシアエージェンシーでは、WEB領域のサービスにおける提案〜実装、さらにその先の運用・分析・改善まで、全て内製化しており一気通貫で対応することが可能です。それによって、施策開始までのスピーディーな対応や効率的かつ無駄のない分析/改善を行うことができるため、無駄な金額費消の防止と広告掲載の効果最大化を実現しています。
グループ創業から70年で培ってきた採用ノウハウを基盤としたWEBマーケティング手法で多くのお客様の採用成功を実現してきています。既存手法でお困りの人事担当者様・新たな採用手法を検討している企業様はぜひお気軽に弊社までご相談ください。