Power Automate for Desktop(以下、PAD)で業務自動化を進める際、避けて通れないのがエラー対応です。実運用では、どれだけ丁寧にフローを作成しても想定外のエラーが発生します。そのため重要なのは、エラーが発生しても処理を止めない設計です。

PADのエラー処理は、大きく以下の2つに分けられます。

  • 複数のアクションにまとめて設定する方法
  • 個々のアクションごとに設定する方法

今回は、複数のアクションにまとめて設定する「ブロック エラー発生時」アクションについて解説します。

※本記事は2026年3月時点の仕様に基づいています。今後のアップデートにより、画面表示や名称が変更になる可能性があります。

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複数アクションにまとめて設定するエラー処理

PADでは「ブロック エラー発生時」を活用することで、一定範囲のアクションに対して共通のエラー処理を設定できます。

例えば、以下のように「ブロック エラー発生時」を設定すると、
設定したエラー処理の内容がブロックエラー発生時とEndの間のアクション全てに適用されます。

ブロック単位でのエラー管理のメリット

この方法を使う最大のメリットは、処理全体の一貫性を保てることです。

個々に設定する場合と比べて、

  • 設定の抜け漏れが防げる
  • フローの可読性が上がる
  • 修正時の影響範囲を把握しやすい

といった利点があります。

そのため、基本設計ではこのブロック単位のエラー処理を中心に構築します。

エラー発生時の制御パターン

フロー実行を続行するに変更し、エラー発生時の動きを複数パターンから選択できます。
運用設計に応じて適切なものを選ぶことが重要です。

次のアクションに移動

エラーが発生したアクションをスキップし、後続の処理に進みます。
一部の処理失敗を許容できる業務に適しています。

アクションの繰り返し

一時的な不具合に対して有効な方法です。
そのアクションの処理が成功するまで繰り返しアクションを実行します。

ラベルに移動

任意のラベルに移動することができます。
エラー発生時のジャンプ先として「ラベル」を使用する場合は、あらかじめフロー内にラベルアクションを配置しておく必要があります。

そうすることで、エラー処理の設定画面(ラベルの選択)から移動先として指定できるようになります。
複数箇所にジャンプする構造は後から見たときに理解が難しくなるため、 使用する場合は最小限にとどめることが望ましいです。

ブロックの先頭に移動する

「ブロックエラー発生時」の先頭のアクションから再度実行します。
エラー発生箇所だけでなく、「ブロックエラー発生時」処理のまとまりごと再実行します。

ブロックの末尾に移動する

エラーが発生したアクション以降のアクションをまとめて飛ばし、ブロックの終端(End)まで移動します。
また、PADのエラー処理は「変数の設定」や「サブフローの実行」を組み合わせることもできます。

これは単なる分岐ではなく、エラー対応の質を高める重要な仕組みです。
こちらは「スローエラー」でも実行可能です。

変数の設定を使った管理

囲まれたブロック内(ブロックエラー発生時~End)でエラーが発生した際に、変数の値を設定することができ、後続処理の分岐やメッセージ表示などに活用できます。

例えば、

  • エラーが発生したかどうかで後続の処理を変更したい場合
  • エラーメッセージの格納

といった使い方が可能です。

これにより、単純なスキップではなく、状況に応じた柔軟な処理が実現できます。

サブフローの実行によるエラー処理の共通化

エラー対応をサブフローとして切り出すことで、再利用性と保守性が向上します。

代表的な用途としては、

  • エラーログの出力
  • エラーメッセージの表示
  • 通知処理の実行

などがあります。

エラー発生時に「サブフローの実行」を利用するには、呼び出し先となるフローが事前に設定されている必要があります。画面上の「(+)新規」から「サブフローの追加」を行い、エラー時の専用フローを作成しておきましょう。これにより、エラー処理の設定画面から共通アクションとして選択できるようになります。

想定外エラーへの対応

「フロー終了後エラーを処理する」を有効にすることで、システム的なエラーに加え、1/0など計算不能な処理もエラーとして検知・処理できるようになります。
実運用では、こうした想定外のケースにも対応できる設計が重要です。

まとめ

PADのエラー対策では、例外処理の設計が安定稼働の鍵を握ります。
特に重要なのは、単発の対応ではなく、フロー全体で一貫したエラー処理を設計することです。

ブロック単位の制御をベースに、必要な箇所のみ個別対応を行うことで、保守性と安定性の両立が可能になります。

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