具体的な課題解決の事例をご紹介します
About our service and solution
2022.8.23.Tue
採用難の時代に採用成功のカギとなる企業の「採用力」とは!?採用力を向上させる4つのポイントを解説します
- 採用難の時代は続く
- 採用力の向上が採用成功のカギとなる
- 企業の採用力とはなにか?
- 企業力
- 条件・環境
- 採用手法
- 採用実務
- 採用力を向上させる4つのポイント
- 企業力を向上させる
- 労働条件・環境を改善する
- 自社にマッチした採用手法を選択する
- 採用実務を最適化する
- まとめ
採用難の時代は続く
新型コロナウィルスが拡大した2019年3月から、飲食店の制限、旅行やイベントの自粛、コロナ関連倒産などの影響を受け、求人の件数は大幅に減少。失業者も増え企業が求人募集を出せば簡単に人が集まる状況になりました。
2021年に入り、新型コロナウィルスの影響で停滞していた経済活動が徐々に回復の兆しを見せ、2021年の10月頃から企業の採用活動も活発になってきました。2022年に入ってから求人件数は更に増え、2022年6月の有効求人倍率は全国で1.27倍、東京都で1.44倍となり急激に採用が難しい市場へと変化しました。
また日本の国内出生数が減少の一途をたどっていることが将来の労働力人口に大きな影響を与えます。
厚生労働省のデータによると2019年の国内出生数は86万4000人となりました。この結果は当初予測されていた減少ペースを2年も早まる数値となっており想定以上のスピードで労働力の確保が難しくなっていくでしょう。
出典:みずほ総合研究所
◆ 採用力の向上が採用成功のカギとなる
前述の通り、これから日本の労働力人口は大きく減少していきます。大量の移民の受け入れやAI・IT技術向上による労働力の代替などによって労働力問題を解消できる可能性はありますが、企業のコアとなる仕事・役割を任せる優秀な人材の獲得競争は激しくなるのは間違いありません。
そんな採用市場において採用成功のカギを握るのが「採用力」の向上です。
企業の採用力とはなにか?
企業の採用力は「企業力」「労働条件・環境」「採用手法」「採用実務」の4つから成り立ちます。
「ターゲットとなる人材の応募がなかなか集まらない」「内定を出しても辞退されてしまう」など、採用が上手くいかないときに、人材紹介、求人広告などの「採用手法」に目が行きがちですが、採用を成功させるには「企業力」「労働条件・環境」「採用手法」「採用実務」の4つの観点で考える必要があります。
① 企業力について
「企業力」とは、会社規模や認知度、企業イメージ、扱っている商品やサービスを指します。良い企業イメージ、魅力的な商品やサービスがあれば、それだけで他社よりも採用力が高まります。
例えば認知度が高く、そこで働くことに価値があるというブランディングがされている有名テーマパークやコーヒーチェーンのスターバックスなどにおいては競合他社の何倍もの応募が集まります。
つまり企業力が高ければ採用競合と比較して採用にかけるコストは大幅に削減することができるのです。もちろん優秀な人材の応募も増えます。
② 労働条件・環境
「条件・環境」とは賃金、福利厚生などの待遇、勤務時間や休日などの労働条件、働く環境や勤務地などを指します。当たり前ですが近隣の採用競合よりも給与が高ければ募集は集まりやすくなります。
また、コロナの影響を受けて働く場所に融通がきくかどうかを重視する求職者が増えているので、勤務先が変わらない(異動がない)ことやテレワーク制度があることなどは大きなメリットになります。
◆ 採用手法
「手法」には、求人広告や人材紹介もちろん、就職・転職フェア、自社採用サイト、求人検索エンジン、ダイレクトソーシング、ソーシャルリクルーティング、リファラル、採用WEBマーケティングなど、多くの採用手法があります。
またアルバイト採用においては「タイミー」に代表されるスキマバイトアプリの利用も増えています。
◆ 採用実務
「採用実務」とは応募受付や面接、条件面談など母集団形成後の後工程の実務を指します。
採用成功までのフローは大きく「集める」「評価する」「口説く」という3つに分かれますが、採用実務のフェイズで応募者を評価して、口説く必要があります。応募者を集めることだけに注力して採用実務を疎かにすると採用は上手くいきません。
採用力を向上させる4つのポイント
◆ 企業力を向上させる
もちろん企業力を向上させることは簡単なことではありませんが、求職者にとって魅力的な企業になることができれば採用力は劇的に向上します。大手企業にしかできないと思われる方も多いかもしれませんが、企業力は大手企業だけのものではありません。ベンチャー・中小企業においてもやり方次第で多くの求職者に魅力的に感じてもらうことが可能です。
例えば新しい商品・サービス・事業を展開することも企業力を向上させる1つのポイントになります。
弊社の例を挙げると数年前までは求人広告の代理販売事業しか行っていませんでしたが、現在では人材紹介、採用コンサルティング、採用WEBマーケティング、採用サイト・動画制作、アウトソーシング、社員研修など様々なサービスを展開しています。単一事業しか行っていなかった時期と比較すると明らかに応募者の数、質が変わり内定承諾をいただく確率も格段に上がりました。
また、魅力のある企業でも求職者に認知をされなければ企業力の向上には繋がりません。自社の魅力を伝えられるHPを作成してSEO対策、SNSでの発信などの施策を打つことで、企業の魅力を多くの方に伝えることができ、良いイメージでの認知が上がっていきます。
◆ 労働条件・環境を改善する
労働条件や環境を改善することで採用力は大きく向上しますが、何から手を付けていいかわからないことも多いでしょう。
改善の前にまずやるべきことは競合調査とターゲット調査です。
まずは採用競合としてベンチマークしている企業の労働条件・環境を洗い出し、自社との違いを明確にします。また、ターゲットの調査を行い、転職の際にどのようなことを気にしているのかを把握することが重要です。
最低賃金の上昇、テレワークの加速、Wワークの導入やフリーランス増加など、働き方・マーケットの変化はより一層速くなっており、今まで応募が集まっていた条件でも突然、求職者から選ばれなくなる可能性もあります。
◆ 自社にマッチした採用手法を選択する
採用市場が大きく変化している今、採用手法も多様化しています。中途採用向けの求人広告だけで考えてもリクナビNEXTやen転職、マイナビ転職、女の転職、DODAなど多くのメディアがありそれぞれ特徴も違います。採用環境が厳しくなってきている今、1つの手法に囚われずに複数の手法を試しながら自社にマッチした手法を選択していく必要があります。
その中でも、今後伸びていくと考えられているのが求職者に対して企業が直接アプローチする「ダイレクトソーシング」と「オウンドメディアリクルーティング」です。
「ダイレクトソーシング」では自社にあった求職者データベースを利用して、経歴を見ながら直接スカウトを送ることができます。スカウト送信の工数はかかりますが自社マッチしそうな人材に直接アプローチできること、人材紹介よりも採用コストを削減できる可能性があることがメリットです。
「オウンドメディアリクルーティング」は自社が保有するメディア(主に採用サイト)を使って求職者に直接アプローチする採用手法です。Indeedに代表される求人検索エンジンとの連携はもちろん、WEB広告やSNSを使うことで効果的にターゲットとなる応募者を集めることが可能です。パワーをかけられるのであればサイトのSEO対策も長期的な視点では効果的な打ち手となるでしょう。
◆ 採用実務を最適化する
もちろん応募者を集めるだけで採用活動は終わりません。応募受付から面接、条件面談、内定承諾・入社までのフォローという採用実務に力を入れることで企業の採用力は向上します。
ここで重要なのは、応募から入社(できれば定着)まで数値をとり、どこがボトルネックになっているのか定量的に把握することです。その上で何故それが起きているのかを検証していくことが必要です。
その中で最近よく課題として挙げられるのが面接の質です。面接は1時間あれば前半の30分で「人物を評価する」、後半30分で「会社の魅力を伝えて口説く」という時間配分が望ましいのですが、属人的に面接を実施している企業では面接官によっては人物評価だけをして終わりというケースも多々あります。
多くの企業が募集を出している今、面接に来ていただいている採用ターゲットは採用競合にも応募していると考えるべきです。どの面接官でも自社の魅力をしっかり伝えられるようにトレーニングをする、会社説明用の資料をブラッシュアップするなど、「口説く」部分にフォーカスすると良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
採用力を向上させるには「企業力」「労働条件・環境」「採用手法」「採用実務」の観点で考える必要があります。その中でも比較的短期に改善できるのは「採用手法」と「採用実務」です。自社にマッチした採用手法を選択し採用実務を見直していけばある程度の成果に繋がります。
一方で、改善には時間がかかりますが最終的なインパクトが大きいのが「企業力」の向上と「労働条件・環境」の改善です。長期的な取り組みにはなるもののこの部分に着手していくことが、厳しい採用環境の中で採用計画を達成する勝ち筋になることは間違いないでしょう。
アクシアエージェンシーでは採用のお悩みをコンサルティングいたします。ご相談、ご提案は無料ですので、採用にまつわるお悩みがある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
――――――――――――
編集・執筆/株式会社アクシアエージェンシー 採用コンサルティング事業部
おすすめ関連記事
貴社の採用は適正ですか?最適度を測るための「無料診断」始めました!
採用コンサルティングサービス/全国のアルバイト・派遣・中途採用のコンサルティング/企業のあらゆる採用課題を解決
おすすめの求人広告媒体20選!特徴や料金を徹底比較 ❘ 無料でできる求人掲載方法もご紹介します。
リクルート正規代理店/Indeedゴールドパートナー/Googleパートナー
株式会社アクシアエージェンシーのご紹介
総合的な採用支援会社として採用コンサルティング、採用ブランディング、求人広告代理事業、人材紹介、採用代行、スカウト代行、採用HP・動画制作、採用WEB広告、SNS運用、定着支援、育成研修など幅広い事業・サービスを展開。企業のあらゆる採用課題を様々なサービスを活用して解決します。
多くのお客様にご期待いただき、今では全国各地約8640社(※2022年度実績)の採用支援実績があります。新卒、中途、アルバイト、派遣採用のすべての領域で対応可能です。
お問い合わせはこちらから
弊社SNSアカウントのご紹介
Instagram・Facebook・Twitter・Linkedinにて採用ノウハウなど様々な情報を発信しています。ぜひご覧ください!