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2020.11.24.Tue

       

コロナウイルス時代の採用選考:求職者はWeb面接に対してどう感じているのか?

コロナウイルスの感染拡大を受け、面接をWeb面接に切り替える企業が増加しています。
直接会うことがないので感染のリスクも少なく、移動時間や交通費の削減などメリットも多いWeb面接ですが、
その一方でコミュニケーションの取りづらさや、人物像の掴みにくさなどデメリットもあります。
そんなデメリットから最終面接までのすべてを、Web面接で行うかどうかについて悩まれるご担当者様も多いかと思います。

そこで今回は、求職者がWeb面接について、どう感じているのをご紹介します。
※株式会社リクルートキャリア調べ

◇面接の実施方法について「すべて対面がベスト」と思う人は4人に1人

Web面接の実施方法についてどのように感じているか聞いたところ、
「対面で会う機会が欲しい」と思う人(そう思う計)は66.2%にのぼりました。
一方、「全て対面が良い」と思う人は最も少ない25.9%。
逆に、「全て対面が良い」とは思わない人(そう思わない計)は34.6%となりました。

「対面で会う機会が欲しい」と答えた理由を聞いたところ、
・「入社する前に、自分の働く場所は直接確認しておきたい」(73.9%)
・「入社する前に上司には直接会っておきたい」(70%)
という理由が上位2項目になりました。

「Web面接」についての回答結果からは、コロナ禍で顕在化した個人の本音が見えてきました。
もっとも多い回答が「対面で会う機会が欲しい」(66.2%)であった一方で、
「全て対面が良い」と「思う」人は、わずか25.9%、4人に1人しかいませんでした。
そこには、コロナ禍での感染症拡大の環境下で、「極力対面接触を回避し、安心安全に、かつ効率的に転職活動を行いたい」。
しかし、「入社前に一度は、上司や職場にリアルに対面したい」という、慎重かつ切実な深層心理が見え隠れします。

◇Web面接について求職者が感じていること

Web面接は、対面での面接に比べコミュニケーションの取りづらさや、人物像の掴みにくさなどの問題も多くありますが、
その点について求職者はどう感じているのかをご紹介します。

Web面接について感じていることについて聞いたところ、
「面接はWebの方が話しやすい」と思う人は29.9%、思わない人は32.8%。
「面接は、Webでも直接会っても変わらない」と思う人は30.1%、思わない人は39.2%という結果でした。
さらに、「Webでは自分をアピールしきれない、または、思っていることを伝えきれない」と思う人が50.6%と、
半数の人がWeb面接の難しさを感じているという結果となりました。
また、緊急事態宣言下におけるテレワーク経験者で、「最終面接まで全てWebで問題ない」と考える人からは、
「面接はWebの方が効率的」「面接はWebの方が話しやすい」「面接は、Webでも直接会っても変わらない」という回答もありました。
これまでリアルの面接が当たり前だった面接プロセスは、テレワーク経験者の拡大に伴って、
改めてその効率性と開放性と実効性を問われていくと思います。
これからは、「対面やWebを自分の意向にあわせてもらえる」が、求職者の切実な願いといえるのかもしれません。

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