OfferBox(オファーボックス)とは?
サービスの概要と仕組み
OfferBox(オファーボックス)は、株式会社i-plug(アイプラグ)が提供する新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービスです。企業が自ら学生に「オファー(スカウト)」を送ることができる仕組みで、従来のナビサイト型とは異なり、企業主導で母集団形成ができるのが最大の特徴です。
学生はOfferBox上でプロフィールや自己PR、適性検査の結果などを登録しており、企業はそれらの情報を元に、より自社に合った人材にアプローチすることが可能です。
このような仕組みにより、「待つ採用」から「攻めの採用」への転換が可能となり、近年では多くの企業が導入を進めています。
他の新卒採用手法との違い(求人広告/ナビサイトとの比較)
従来の新卒採用では、リクナビ・マイナビといったナビサイトへの掲載が主流でしたが、OfferBoxはそれとは異なる“スカウト型”のアプローチが可能です。
項目 | ナビサイト型 | OfferBox(スカウト型) |
---|---|---|
アプローチの主体 | 学生から応募 | 企業からスカウト |
採用活動のスピード | 時期に左右されやすい | 通年採用が可能 |
学生の情報量 | 限定的(エントリーシート中心) | 適性検査、動画PR、自己分析など豊富 |
マッチング精度 | 不確実性が高い | パーソナライズ可能な検索で高精度 |
このように、OfferBoxは「学生の個性」や「潜在的なポテンシャル」を重視したマッチングを実現できる手法であり、採用の質を高めたい企業に適したサービスだと言えます。
サービスの基本的な流れ(企業・学生それぞれの視点から)
- 自社情報・募集要項を登録
- 学生のプロフィールを検索・確認
- 興味のある学生にオファー(スカウト)を送信
- 学生からの返信を受けて面談設定・選考へ
- 自己PR・適性検査などを入力
- 企業からのオファーを受け取る
- オファーに興味があれば返信
- 企業との面談・選考に進む
このように、OfferBoxは双方向のやりとりが可能でありながら、企業主導で積極的にアプローチできることが特徴です。学生にとっても、自分の市場価値を客観的に知る機会となるため、利用満足度も高い傾向にあります。

アクシアエージェンシーでは、ダイレクトリクルーティングの運用に関する課題を解決し、採用活動の効率化をサポートします。専門的な戦略設計から運用まで、短期的な効果を実現できる方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
アクシアエージェンシーのダイレクトソーシング支援の特徴
- 幅広い業種・職種での採用に関するノウハウと実績あり
- 全体戦略設計から採用成功に向けた体系的なサポート
- 効果的なPDCAサイクルの運用・分析対応
オファーボックスの特徴と強み
オファー開封率・反応率の高さ
OfferBoxは、他のダイレクトリクルーティングサービスと比較してもオファーの開封率・反応率が高いといわれています。これは、学生側がプロフィールを詳細に入力しており、企業からのスカウトを受け取ることに対して前向きであるという前提があるためです。また、企業が送るオファーの内容もパーソナライズされているケースが多く、学生側が「自分に向けたメッセージ」と感じやすい点も、反応率向上の理由の一つです。特に、志望度の高い学生層や地方大学の学生にアプローチしやすい点は大きな強みと言えるでしょう。
学生のパーソナリティや適性情報が豊富
OfferBoxでは、学生が入力した情報に加えて、適性検査(AnalyzeU+)の結果や自己PR動画など、多面的なデータが取得できます。これにより、単なる学歴・スキルの情報だけでなく、人柄や価値観、働き方の志向性まで見える化されており、採用時のミスマッチを防ぐことができます。
特に中小企業やベンチャー企業にとっては、「学歴だけでは測れない人材との出会い」が可能となる点で大きなメリットです。
知名度に関係なくアプローチ可能
ナビサイトでは知名度の高い企業にエントリーが集中しがちですが、OfferBoxでは企業からのスカウトが主軸となるため、ネームバリューに関係なく学生にアプローチできます。さらに、「就活を始めたばかりの学生」「早期から内定を狙う学生」など、行動力のある層との出会いが生まれやすいのも特徴です。これは中堅・中小企業や新興企業にとって、非常に有利な点と言えるでしょう。
カスタマーサクセスによる運用支援が充実
OfferBoxでは、導入後に専任のカスタマーサクセス担当者が付き、運用方法のアドバイスや改善提案を受けられる体制が整っています。
たとえば、
- オファー文の添削
- ターゲット学生の選定サポート
- 活用状況のデータフィードバック など
運用に不安がある企業でも安心してスタートでき、「使い方がわからない」「成果が出ない」という課題を未然に防ぐことが可能です。
オファーボックスの料金体系
成功報酬型プランと定額型プランの違い
OfferBoxでは、企業の採用スタイルやニーズに合わせて2つの料金プランが用意されています。
成功報酬型プラン
- 学生が内定承諾した段階で課金が発生
- 初期費用は無料
- 採用が確定するまでコストがかからないため、費用対効果を重視したい企業におすすめ
定額型プラン
- 契約期間中、採用人数に関係なく一定の料金
- オファー送信数や利用機能に応じて料金が設定される
- 複数名の採用を予定している企業や、年間を通して積極的に母集団形成したい企業に適している
このように、どちらのプランも目的に応じた柔軟な設計となっており、企業ごとの採用計画にフィットさせやすいのが特徴です。
費用感とコストパフォーマンス
OfferBoxの料金は、他のナビ媒体や人材紹介サービスと比較してもリーズナブルな水準に設定されています。
目安としては以下の通りです(※2025卒向けの一例・時期により変動あり)。
- 成功報酬型:1名あたり約50〜80万円
- 定額型:年間契約で100万円台〜(機能・オファー枠による)
特に「初期費用ゼロ」や「定額で複数採用可能」という点は、予算が限られる中小企業やスタートアップ企業にとって大きな魅力です。加えて、採用単価の見える化・予測がしやすく、コスト管理にも優れています。
無料トライアルや初期費用について
OfferBoxでは、時期やキャンペーンによっては無料トライアルプランが用意されているケースもあります。
また、どちらのプランを選んでも初期費用がかからないため、導入時のハードルが非常に低いのが特徴です。
導入前に「オファー作成の体験」や「学生データベースの閲覧」を行える期間もあり、納得したうえで契約に進むことができる設計になっています。

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企業側のオファーボックスの使い方【5ステップ】
Step1:企業プロフィールと採用要件の登録
まずは、企業の基本情報や採用方針をOfferBox上に登録します。ここでは以下のような内容を入力します。
- 会社概要、事業内容、魅力
- 採用したい人物像や職種
- 採用スケジュールやインターン情報 など
この段階で学生にどのように見られるかが決まるため、「自社らしさ」をしっかり表現することが重要です。オファーを受け取った学生が「話を聞いてみたい」と思えるよう、丁寧な入力を心がけましょう。
Step2:学生プロフィールを検索・分析する
次に、OfferBoxに登録している学生の中から、自社のターゲットとなる人物を検索していきます。以下のような多彩な検索軸が利用可能です。
- 学校・学部・卒業年
- 志向性・適性検査の結果
- スキルや経験(語学・資格など)
- 希望勤務地・業界など
検索結果からは学生の詳細プロフィールを閲覧でき、一人ひとりの個性を把握したうえでスカウトできるのがOfferBoxの大きな強みです。
Step3:オファー文テンプレートの作成と最適化
学生に送る「オファー文」は、返信率や面談率に直結する重要な要素です。OfferBoxでは、オファー文のテンプレート機能があり、これを活用して効率よくスカウトを行うことができます。
ポイントは以下の通りです。
- 学生ごとにカスタマイズする一文を設ける
- 企業紹介は簡潔に、“なぜあなたに興味を持ったか”を伝える
- 次のアクション(面談・説明会など)を明確に提示する
テンプレートをベースに、パーソナルな要素を加えることが返信率アップのカギです。
Step4:個別メッセージ付きでオファー送信
オファー文が完成したら、いよいよ送信です。OfferBoxでは「学生に1通ずつオファーを送る」設計のため、一斉送信は不可ですが、そのぶん熱量のこもったメッセージが学生に響きやすくなります。
また、学生がオファーを開封・返信したタイミングが可視化されるため、タイミングを逃さずフォローアップを行うことが可能です。
Step5:返信対応・面談設定・選考フローへの連携
学生からの返信があったら、速やかに面談の設定や選考プロセスに進みましょう。OfferBoxでは、チャット機能や日程調整ツールも利用できるため、スムーズなコミュニケーションが可能です。返信のタイミングを逃さずスピーディに動くことで、学生の志望度を高め、他社より先に関係性を築くことができます。
効果を高めるための活用ポイント
学生の志向性に合わせたメッセージ作成
OfferBoxで効果的なスカウトを行うためには、一人ひとりの学生に合わせたメッセージが非常に重要です。単なるテンプレートではなく、学生のプロフィールや志向性に合わせて以下のような要素を加えると、返信率が格段に向上します。
- 適性検査の結果から見える強みへの共感
- 自己PRやエピソードに対する具体的なコメント
- 「なぜこの学生にオファーを送ったのか」という理由づけ
これにより、学生は「しっかり見てくれている」と感じ、信頼感と好感を得やすくなるのです。
分析・改善を繰り返すPDCA運用
オファーを送るだけではなく、結果を分析して改善につなげるPDCA運用がOfferBoxでは非常に有効です。
OfferBoxには以下のようなデータが蓄積されます。
- オファー開封率、返信率
- 面談実施率
- オファーごとのメッセージ内容とその反応
これらの情報をもとに「どの文面が響いたのか」「どの層に効果があったのか」などを振り返り、改善を加えながら精度の高いスカウト運用を目指しましょう。
早期アプローチと定期的な利用
OfferBoxを効果的に活用している企業の共通点は、早期から継続的にアプローチしていることです。
- 学生がアカウントを作成し始める3年生の春から動く
- 採用したいポジションが空く前から先行的に母集団形成
- 月1〜2回ペースでの継続的なスカウト実施
これにより、より多くの接点を確保でき、学生との関係構築に成功しやすくなります。OfferBoxは通年型の採用にも適しているため、継続活用がおすすめです。
他社の事例やベンチマークを活かす
OfferBoxのカスタマーサクセスやサポートチームからは、他社の成功事例やベンチマークデータも共有してもらえることがあります。
「自社と同業界・同規模の企業がどのように活用しているか」を知ることで、自社の運用改善につながるヒントが得られます。
- 他社のオファー文例
- 成功している配信タイミング
- 面談設定率の平均値など
こうした情報を積極的に取り入れることで、社内にノウハウを蓄積し、採用活動の底上げにつなげることが可能です。

アクシアエージェンシーでは、ダイレクトリクルーティングの運用に関する課題を解決し、採用活動の効率化をサポートします。専門的な戦略設計から運用まで、短期的な効果を実現できる方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
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オファーボックスを利用する際の注意点
一斉送信ができず運用に工数がかかる
OfferBoxは「1人ひとりに向けたオファーを送る」という設計思想に基づいており、メールの一括送信や大量配信はできません。
そのため、短期間に多くの学生へアプローチしたい場合は、ある程度の運用リソースを確保する必要があります。
- テンプレートを使いつつ、個別文面の調整が求められる
- 対応スピードや丁寧さが返信率に直結する
効率重視ではなく、「質」を高める戦略をとる企業に向いているといえます。
スピード感のある対応が求められる
OfferBoxに登録している学生は、複数企業からオファーを受け取っていることが一般的です。そのため、
- オファーを開封してから2〜3日以内に返信がないと機会損失になる
- 学生側の温度感が高いうちに、面談や説明会に誘導する必要がある
など、タイミングを逃すと他社に流れてしまう可能性が高いのです。
運用体制としては、社内に「即レス文化」が根付いている企業の方が成果が出やすい傾向にあります。
ターゲット母集団によってはマッチしづらいことも
OfferBoxに登録している学生は「新卒就活に積極的な層」が中心ですが、
以下のような場合はスカウトが刺さりにくい可能性もあります。
- 専門職志望の学生が少ない
- 地方の中小企業など、学生からの認知度が極端に低い場合
- 特定の志望校・学部出身者に絞りたいケース
このような場合は、他のナビ媒体や合同説明会と組み合わせた採用設計が必要になるかもしれません。
学生のプロフィールやレジュメにばらつきがある
OfferBoxの学生プロフィールは充実している傾向にありますが、中には以下のようなケースもあります。
- 入力情報が浅く、スカウト判断が難しい
- 志望動機やキャリアビジョンが未記入
- 適性検査結果を非公開にしている
このような場合は、オファー送信の判断材料が不足することがあるため、注意が必要です。
ただし、カスタマーサクセスに相談することで、フィルタリングや検索条件の工夫によって対応可能です。
まとめ|新卒採用の強化にオファーボックスを活用しよう
OfferBox(オファーボックス)は、ダイレクトリクルーティングの強力なツールとして、多くの企業が導入を進めています。特に以下のような特徴が、企業の新卒採用において高く評価されています。
- オファー型採用によって、受け身の採用から脱却できる
- 適性検査やプロフィールをもとに学生一人ひとりと向き合える設計
- 初期費用ゼロ&成功報酬型など、柔軟な料金体系
- スカウト文や活用ノウハウを改善しやすい分析機能の充実
ただし、「一斉送信ができない」「スピード対応が必須」などの運用上の注意点もあるため、社内の体制や目的に応じた導入判断が求められます。
これからの新卒採用では、学生との早期接点づくりと関係構築が成功のカギとなります。OfferBoxを活用することで、「自社に本当に合う学生」と出会える確率を高め、より効率的で満足度の高い採用を実現できるでしょう。
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